まめ知識 【ヘア用語編】 よく使われる用語を集めてみました。
[ア]
アウトライン*** ヘアスタイルの外側、つまり輪郭のラインのこと。「丸みのあるアウトラインに仕上げる」というのは、
ヘアスタイルの輪郭に丸みが出るように仕上げることを指す。
アッシュ系*** ヘアカラーの色調のひとつ。灰色をベースにした、ややくすんだ色合い。
黒髪に入れるとグレーがかったブラウンになり、やわらかい雰囲気が出せる。
イレギュラー*** カットラインをわざと不揃いにしたり、長短をつけたりしてジグザグに仕上げること。
髪に動きが出るため、アクティブでワイルドな印象になる。
ウェット*** 髪がぬれているような、つやのある質感に仕上げること。
ウェットタイプのスタイリング剤を、髪が半乾きの状態のときに使うとOK!
[カ]
カラーリング*** 髪の色を変える施術全般を指す言葉。ブリーチ、ヘアカラー、ヘアマニキュアなどの方法がある。
自分でするより、サロンでやってもらうほうが失敗が少ない。
グラデーション*** 髪に細かく段差をつけ、層のように厚みを持たせるカット方法。スタイルに丸みやふくらみが出る。
コーム*** くしのこと。きちんとした印象のスタイルに仕上げたり、分け目を作ったりするには、かかせない道具。
[サ]
ジェル*** 透明でやわらかいゼリー状のスタイリング剤。髪をしっかりと固めるので、立たせたり、
タイトに仕上げるのに便利。ぬれたような質感を出すウェットタイプなどもある。
シャギー*** 軽く不揃いにした毛先の雰囲気、またはそのように仕上げるテクニックの総称。
ラフなイメージを出すことができる。髪が多い人の毛量調整にも向く。
スカルプ*** 頭皮のこと。頭皮の健康を保つため、洗髪だけでは落しきれない汚れを取り除いたり、
マッサージで血行促進させたりすることをスカルプケアという。
ストロークカット*** 毛量を減らし空気感を出すためのカット方法。毛束を持ち上げ、毛先から根元に向けて
鋏を滑らすようにそいでいく。毛先が不揃いに仕上がり、ふわっとした感じになる。
スライドカット*** 毛先を筆先のように補足するためのカット方法。
毛束をつまみ、鋏を髪の中間から毛先に向かって滑らせ、そいでいく。毛先に動きと軽やかさが出る。
セニング*** くしのような刃のついたセニングばさみを使って髪をすいていくカット方法。
全体の長さを変えることなく、間引くように量を減らすことができる。
[タ]
タイト*** 髪のボリュームを抑えて、頭のラインにピタッと密着させること。かっちりとした印象になる。
ジェルなどを使い、くしでとかしつけるようにスタイリングする。
タオルドライ*** 洗髪後、タオルで髪の水気を取ること。しっかり水気を取っておくと、ドライヤーを当てる時間が
短くなるため、髪への負担も軽くなる。ただし、こすると逆に髪を傷めます。
チョップカット*** 毛束に対して鋏を縦に細かく入れ、毛先のラインをギザギザにするカット方法。
毛先の重さや厚みを取り、ランダムなニュアンスを出すことができる。
ツーブロック*** 髪を横から見た時、長短2つのブロックに分かれるカット方法。
長さに極端な差をつけるため、髪の量の多い人に向く。
手ぐし*** くしやブラシなどを使わず、手で髪をとかし、スタイリングすること。
髪に自然な流れや動きをつけることができる。最近のスタイリング方法の主流。
トーンアップ*** 髪の色を明るくすること。色の明度をトーンといい、1(真っ黒)〜10(金髪)まで10段階で表される。
「1トーンアップ」というと、「今より1段階金髪に近づける」こと。
[ナ]
[ハ]
パート*** 髪の分け目のこと。分け目をつけることを「パートを取る」という。
真ん中で分けるのはセンターパート、7対3で分けるのはサイドパートという。
フェイスライン*** 額からもみあげまでの、髪の生え際をつないだラインのこと。
フェイスラインを出すと大人っぽい印象になり、前髪をおろして隠すと子供っぽい印象になる。
ブリーチ*** カラーリング方法のひとつ。髪の内部のメラニン色素を脱色して、明るい色にする。
1度ブリーチした部分は元に戻ることはない。ダメージは大!
ブロー*** ドライヤーを当てながら、ブラシで髪を形づくること。ブラシを使わず、手で形づくることをハンドブローという。
ブロッキング*** カットやスタイリングなどの作業がしやすいように、髪を部分ごとに分けること。
分けた髪はピンやクリップを使ってまとめておく。
ヘアウォーター*** 液状で髪にさらっとした質感を出すためのスタイリング剤。
ドライヤーの熱から髪を保護したり、寝グセ直しなどに使う。ブローローションともいう。
ヘアカラー*** 髪の内部のメラニン色素を脱色しながら、染料で色をつけるカラーリング方法。
脱色するだけのブリーチに対して、さまざまな色調を出せる。
ヘアクリーム*** 油分が多く、やわらかいクリーム状のスタイリング剤。
セット力は弱めで、ソフトな流れを出したり、ボリュームを抑えたり、しっとりした質感を与える。
ヘアスプレー*** ハードタイプはセット力、キープ力が強く、速乾性が高く、おもに仕上げに使う。
セット力が弱く、つやを出すために使われるつや出しタイプもある。
ヘアマニキュア*** 髪の表面を色素入りコート剤でおおうカラーリング方法。
ヘアカラーほど鮮やかに発色せず、光の具合によってわかる程度に仕上がる。傷みはない。
ヘアワックス*** かためのクリーム状のスタイリング剤。髪の1本1本を固めないので、ナチュラルに仕上がる。
動きをつけたり、ラフなニュアンスを出すのに便利。
ボディパーマ*** スタイリングを楽にしたり、髪に自然な動きやボリュームを与えるためにかけるパーマの総称。
[マ]
マット系*** ヘアカラーの色調のひとつ。グリーンをベースにした渋めの色合い。
髪の赤みを抑える効果があるので、派手すぎず落ち着いた印象に仕上がる。
ミスト*** 細かい霧状のスタイリング剤。
セット力が強く、部分的に立ち上げたり、固めた部分を長時間キープするのに適している。
ムース*** 泡状のスタイリング剤。髪になじみやすく簡単に使える。
ハードタイプ、ソフトタイプ、トリートメントタイプなどがある。
メッシュ*** 毛束を部分的に取り出し、カラーリングして目立たせることを「メッシュを入れる」という。
動きや立体感を、より強調させる効果がある。
[ヤ]
[ラ]
レイヤー*** 髪にゆるやかな段差をつけるカット方法。グラデーションと比べて段の幅が広く、軽い印象になる。
レザー*** かみそりのこと。カットのときにかみそりを使う方法をレザーカットという。毛先が細くなり、軽やかさが出る。
[ワ]
ワンレングス*** フロント、サイド、バックのすそのラインに段差をつけず、髪をおろしたときに、
まっすぐにそろうようにするカット方法。おもにロングヘアに用いられる。
【カット・スタイリング用語】
【アウトライン】
カットやパーマによって出来る一番外側のラインのこと。
力ットで作られたアウトラインのことを「カットヘムライン」と呼ぷケースもある。
セットやパーマで出来たアウトラインを「セットへムライン」とも呼ぶ。
【イア・ツー・イア】
頭を上から見て、耳と耳を結ぶ線。
【ウィーブカット】(ウィービングカット)
髪の根元からシザーを入れて毛先に長短をつける。
【オンザベース】
カットする時に髪を頭皮から90度に引き出した状態。
【カーラーカット】
カーラーのセット力とスタイリング剤の効果をミックス、力ットしながらスタイルづけも同時に行うことができる。
カーラーを巻く部分に力ットを施した後、極太のカーラーを巻きミスト系スタイリング剤を塗布。全体力ットの後プロー、
カーラーを外してスタイリングする。プラシは荒めのスケルトン。ロング系のメンズスタイルlこ向いている。
【ゴールデンポイント】
黄金点、あごの先端からE・P(イアー・ポイント)の延長線と正中線が交わる点。
【コンケーブ】
引き出した毛束のラインがV字型になったかたち。
【Cシェープ】
髪をカーブさせるようにとかしつけること。
【ショルダーレングス】
ワンレングスで肩につく長さ。
【スクエアー】
面・板状に切ること。
【スクープカット】
力ットした毛束をコームでキープした状態のまま、次にカットする下の毛束を重ねるように力ットする。
コームで毛束をすくいながら、大胆に力ットしてゆく。
【ストロークカット】
はさみを上下に動かして毛先を細くする技法。
【スライドカット】
取り出したパネルの途中から毛先に向かって斜めにシザーを入れてカットする技法、シザーの刃を
徐々に小さく開閉しながらカットしたりする。
【スライシング】
シザーを滑らすように毛先をそいで細くする。
【スリーク】
ウェーブやカールのかかっていない、真っ直ぐな毛の流れ。
【セイムレイヤー】
髪全体を同じ長さでカットした時に出来るスタイル、シルエットは頭の骨格の形に沿うように丸くなる
【セクション】
カットするために分けとった毛束全体のこと。
【セニング】
髪をすくこと、切り口がギザギザになって馴染みが良い。
【ダウンシェープ】
髪を真下にとかしつけること。
【縦スライス】
横スライスで切ったボブに比べると段差(グラデーション)が広くつき、シルエットに丸さが出たりアウトラインをぼかす。
【チョップカット】
引き出したパネルに対してシザーの刃先を毛先の方から入れていきラインをギザギザの状態に切っていくこと。
【ツーブロック】
髪の長さか異なる2つのブロック(block=かたまり)で構成された状態、またはそのスタイル。
【ディスコネクト】
トップをサイドとバックにつなげないデザイン。
【テーパーカット】
毛髪を先細り状に段々力ットしていく方法。エンドテーパー(3分の1以内の毛先を軽くテーパーする)、
ノーマルテーパー(毛束の内側を広くテーパーする)、ディープテーパー(毛量が多い場合に深くそぎ、動きを作る)に 分けられる。
【ハズシ】
髪の量を根元から取ってしまうこと。
【バックシェープ】
パネルを後ろにコーミングをしてとかしつけること。
【フォワード】
「前方へ」という意昧で、ヘアのテクニック用語として使う場合は、サイドの髪を前方へ流す方法のこと。
こうして作られたヘアのことを「フォワード・スタイル」などと呼ぷ。いっぽう、後方へ(backward)流す
テクニックやスタイルのことは、フォワードに対する“逆”という意味から、業界では一般的に「リバース」
(reverse)と呼んでいる。
【ブラントカット】
直線的なカットのこと、カットされた断面が小さい。
【ヘビーサイド】
髪の量、厚みが多いサイド。⇔【ライトサイド】
【放射状】
一点から四方八方に向けて放ち出された状態。
【ボブ】(ワンレングス)
髪をとき下ろして同一線上にカットされたスタイル、グラデーションが入ればグラデーションボブ、レイヤーが入ればレイヤードボブ。
【ホール】
突然つながりがなくなる部分、穴があいたような所。
【マジックテープ・カット】
マジックテープで髪をはさみ力ットする方法。パネルを引き出してマジック・テープではさむだけで、
自然にアップステムができる。
【モヒカンガイド】
頭の中央にガイドを作る事。
【横スライス】
一般的(サイト、バックなど)には、床に対して水平にスライスラインを取ることを指すが、トップからフロント部分に
かけては、正中線に対して直角にスライスラインを取ることも横スライスという。
これに対して「縦スライス」は、床に垂直にスライスラインを取る。
このほか「ハの字スライス」「逆八の字スライス」「斜めスライス」などの言い方もある。
スライス(slice=薄片)とは薄く取り出した毛束のこと。
【ライトサイド】
髪の量、厚みが少ないサイド。⇔【ヘビーサイド】
【リッジ】
ウェーブの隆起した部分、またはその線。
【リフティング】
指で毛を持ち上げる事。
【レイヤー】
レイヤーとは層にする、重ねるの意味で、下が長く上が短いスタイル。レイヤード・カットは段カットのこと。
【パーマ用語】
【アップステム】
ダウンステムとは逆に、毛束を90度より大きい角度(鈍角)で引き出す。
根元の立上がりが大きいのでボリュームも出やすい。
頭皮に対して毛束を直角(90度)に引き出すのは「オン・ザ・べース」「ノーマルステム」などと呼ぷ。
【オルターネイト】
交互の、交替の、がわるがわるの、互い違い、等の意。
【加水分解】
アル力リと熱により、タンパク貿を溶かし分解すること。ます水素結合を不能にし、タンパク質を硬化させ
最終的には溶かすか分解してしまう。パーマの場合、ウエット時は力一ルしないがドライ時には熱を与え
た時の形に変化する。代表的なのはアイロンパーマ等。
【クロスコーミング】
コームをやや立て気味にし、左右クロスさせるコーミング。薬液が全体になじむようにするため。
【毛先逃がし巻き】
毛先にパーマをかけたくない時に使う。ペーパーは縦に2つに折り込み、毛先をロッドがら外して巻く。
【毛先巻き】(アイロン)
サロンでのセットや、毛先のみ変化が欲しい場合、手軽に楽しめる力一ル。技術に入る前にストレートに
矯正し、毛束がゆるまないように巻き込む。アイロンは毛束に対し90度にあてて、毛先まで巻く。
【逆巻き】
カールが内側に入る一般的な巻き方は、上からぺ一パー、髪の毛、ロッドの順であるのに対し、外ハネ
の時の逆巻きは上からロッド、髪の毛、ぺーパーの順になる。
【先巻き】(アイロン)
力ールの状態をメッシュ調にする場合の技術。毛先の下1cmぐらいから力一ルを作り(毛先から入れる
と熱で髪を傷めやすい)、先にできた力一ルを崩さないようにする。
【サルファイト(亜硫酸塩)】
水素結合を切ってしまう強力な薬剤。50度以上で加温すると還元力も発揮、ウェーブ形成剤として
ひんばんに使用される。仕上りがきれいに見え、手触りもしっとりしている。現在はパーマ液(医薬部外品)でなく
化粧品として登録、使用されている。加水分解で特に威力を発揮するが、
残留アル力リが残らないよう充分後処埋を行うこと。
【シス系パーマ剤】
「システインパーマ」とも呼ばれる。パーマ剤1液の還元剤として、チオグリコール酸塩の代わりに
アミノ酸の一種であるL−システインまたはL−システイン塩酸塩を主剤にしている。
特徴は、チオグリコール酸塩のパーマ剤に比べ、臭いや毛髪の損傷が比較的少ないこと。
また、昔は「チオ系のパーマ剤に比ベウェーフ形成力が弱い」ことを理由に敬遠する技術者もいたが、
形成力の強いシス系パーマ剤の登場や、最近のパーマ・二一ズ(ゆるめのナチュラルウェーフなど)を受けて、
生産量は増えている。
【ジョイント部分】
パーマをかけた部分とかけてない部分が接する境目。
【シルクウェーブロッド】
ロングスタイルに適したロッド。棒状の柔軟性があるロッドに髪を巻いた後、リング状態にして留める
【ストロー】
針金をロッドに使ったコイル状パーマ。
【ダウンステム】
ステム(stem)とは章や木の茎、幹のことを指すが、技術用語のステムは「毛束」のことをいう。
ダウンステムとはこの毛束を頭皮に対して90度よりも小さい角度(鋭角)で引き出すこと。
根元の立上がりが少ない分ボリュームも出にくい。
【付け巻き】
ぺ一パーの上から直接1液を付けて巻く方法。
「毛先パーマ」などのように、パーマ剤を付けたくない部分がある時などに有効。
【テストカール】
パーマ剤の浸透速度は、髪質やダメーシの程度によってかなり異なるので、カールの出方で浸透具合をみる。
【ドレッド巻き】
竹ぐしや針金に対し、毛束を平たくして巻きつけ、毛の約半分ほど重なるようワインディングする方法
【中巻き】(アイロン)
毛の中間から力一ルを求めるテクニック。
毛先にアイロンをあてて、力ールを求めたい部分まで巻き込んでいく方法や、力一ルを求めたい部分に
アイロンを固定して巻き込んでいく方法がある。後者の場合は、中間部から均等な力ールが得られる。
【ねじった根元巻き】
チリついた仕上りにしたい時によく使う。毛束をねじって根元がらロッドに巻き、毛先をぺーパーで入れ込む。
【根元巻き】(アイロン)
根元から毛先までの全体の動きを力ールで求めるテクニック。根元からボリュームがでて華やかな
スタイルになるのでパーティーヘアに最適。根元にアイロンをあてて、回転させながらグロープとロッド
の間に毛を巻き込んでいく。巻き込む毛が多いためグロープの口が開きにくくなって髪が入りにくくなる
ので、グロープにしっかり毛を巻きつけぬよう心持ち余裕を持たせて巻き込むこと。
【ノコギリシェープ(ジグザグシェープ)】
毛先をジグサグにとるスライスの方法。パートがくっきり出ないようにするため。
【ハーフカール】
1回転巻くこと。毛先はゆるやかで、ちょっと曲がった程度。
【パフィーウェーブ】
アイドルのパフィーのようなロングウェープスタイル。根元から毛先まで均一なウェーブであり、毛糸をほぐしたような
フワッとした立体的な質感が特徴。力ットはレイヤーでワインディングはスパイラル+ツイスト。
【平巻き】
ロッドが横(平)に収まるように巻く方法。学校で練習したりワインティング・コンテストでよく採用される
「オール・パーパス」も平巻きの一種。これに対して、ロッドが縦に収まるように巻く巻き方は「縦巻き」という。
スパイラルパーマの巻き方も縦巻きの一種。
【船底型】
サイド、バックサイドなどを巻く時、真っ直ぐなスライスラインを取ると、どうしてもコーナーに無理が
生じてしまう。これを防ぐためにスライスラインをラウンドに取る方法。
【フォワード】
「前方へ」という意昧で、ヘアのテクニック用語として使う場合は、サイドの髪を前方へ流す方法のこと
こうして作られたヘアのことを「フォワード・スタイル」などと呼ぷ。いっぽう、後方へ(backward)流す
テクニックやスタイルのことは、フォワードに対する“逆”という意味から、業界では一般的に「リバース」
(reverse)と呼んでいる。
【ブラシ・パーマ】(アイロン)
低温アイロンパーマ用薬液を使い、八ンドラの熱とプラシワークで自由なウェープをテザインする。
ナチュラルでくせ毛感覚のウエープに仕上げることができ、施術時間もアイロンパーマより短い。
ハンドラはプロー用よりも、風力の弱いセット用の方がいい。またプラシはスケルトンのような大型
よりも、やや小型の方が細かいプラシワークができて便利。
【フルカール(1カール以上)】
2〜2.5回転巻く。力ールは根元から毛先までクルンとした状態になる。
【プレカット】(アイロン)
アイロンを使ってスタイルをつくる場台、最終的なテザインをイメージして行う。アイロンをかけやすく
するためのものではない。ある程度の量感や質感の調整はこの段階で行う。
【ブレーズ】
付げ毛のこと。
【水巻き】
パーマ剤は付けず、髪が濡れた状態で巻く方法。毛先のカールは、付け巻きに比べると入りにくい
【元巻き】(アイロン)
ボリューム感を出す時やハーフ力ール、ウェーブっぽいカールをつくるのに適している。アイロンを
回転させながら毛髪を送り込むコームワークがポイント。
【レンガ状ブロック】
毛束をレンガ状に取る方法。仕上り時に分け目がつかないようにするため。
【ロッド幅】
ロッドの中心部分の直径。パーマを巻く時のスライスの幅を指す場合などによく出る用語。
【ワンカール】
1.5〜2回転巻く。ハーフ力ールよりやや強め。
【カラーリング用語】
【ウィービング(メッシュ)】
へアカラー毛と新生毛との境界線を目立たなくするテクニツク。コームツールを使って縫うように、スライス
した毛束から一定問隔で引き出した細かい毛束(チップ)にカラーを施す。その結果力ラーの入った毛束
と入らない毛束ができ、この色の凸凹が髪の動きや軽さを出す。また地毛が残っていることで、新生毛が
伸ぴてもさほど違和感なく調和する。
【過酸化水素水】
無色で収かん性がある。酸性剤で、アルカリ性溶液の中で作用が著しい。
メラニン色素を漂白したり、酸化染料を発色させるのでプリーチ(脱色)剤やヘア力ラー剤として使用される。
オキシドール等消毒剤としても使用する。
【カラーチャート】
力ラーサンプル(色見本)のこと。
【カラーテスト】
放置時間後に毛束を少し取ってカラー剤を取り除き、発色を見ること。
【カラーリスト】
へアカラーリングのみをサロンで専門に受け持つ技術者。日本ではまだ馴染みが薄いが、欧米では大き
な信頼が寄せられ、活躍著しい。本来の意味は「色彩に巧みな画家」。公的な資格や免許はない。
【クッキングタイム】
放置時間のこと。
【クリスタルカタリスト】
発色促進剤。
【クリニック・カラー】
ストレスによる円型脱毛症等で、部分的に集中して白髪になってしまった場合に施す力ラーリング。
できるだけ健康な地毛に近い色に染めるのがポイント。根元からしっかり、ムラを出さないよう多めに塗る。
【クレイジーカラー】
原色や蛍光色など、極めて明るい色彩のカラーリング。
【スポイティングメッシュ】
スポイトにカラー剤を入れ、フリーハンドでメッシュを入れる。
【スライシング】
毛髪を薄く分けること。スライスした一片がパネル。
【セクショニング】
プロッキングのこと。正確に行わないと色ムラになるので、力ラーリングでは重要。
【チップ】
ウィービングによって引き出した細かい毛束のこと。これにへア力ラー剤を塗布する。
【トーンアップ】
トーンを明るくすること。アル力リ力ラーの場合のみ補助剤として、1液にプリーチ剤を加える。
白髪染めにもテザイン力ラーにも応用可能。
【トーンダウン】
トーンを暗くすること。
【ハイライト】
最も明るい部分、強調する、際立たせること。
【ブリーチ】
脱色すること。毛髪のメラニン色素を破壊することで起こる。塗布時間により様々な色になるので、カラー
をより鮮明に入れるために、いったんブリーチすることが多い。
【ブリーチメッシュ】
プリーチ(脱色)剤により髪の色調を変化させるメッシュの方法。
【フロントメッシュ】
立ち上げるフロントにヘアカラーでポイントをつけていく。カラーリングバージンにお奨め。
【へナカラー】
植物性のトリートメント力ラー剤。インド原産の八ープの一種、へナを使用する。ナチュラルへナ(赤味を帯
ぴたオレンジのレッドヘナと、赤味のないプラウンヘナの2種類)とプラックヘナがある。プラックヘナは発色
作用はないが、鉄分を多く含みトリートメント効果を発揮する。白髪のみに色が入るので黒髪には効果が
期待できない。ナチュラルヘナとプラックヘナの配合により、オレンジがらプラウンまでのトーン調整が可能
だがパーフェクトの希望色にするのは不可能。頭皮に付いてもかぶれにくく、景近はポディペイント用にも
よく使われている。
【ベルト】
ホイルを四つ折にしたもの。ラッピング時のホイルを留める。
【ポーラス状態】
「ポーラスporous」とは「多孔性の」「浸透性の」という意味。力ラーリングにおいてはプリーチ剤や力ラー剤が、
浸透し効果を発揮している状態。プリーチの場合は放置が20分を過きると、このポーラス状態になるので、
トーンの細かいチェックが必要。
【メッシュメジャー】
等間隔の毛束にトーン(明るさ)の違う力ラーリングを施した、いわば力ラーの「色見本」。頭にメジャーを
のせ実際にメッシュが入るとどんな仕上りになるのかを説明するのに使う。
【ラッピング】
カラー剤を塗布したチップを、アルミホイルで包むこと。ホイルを使うのは保温効果があるため。ホイルが
シワになると薬剤がムラづきしてしまうので、シワにならないよう注意。