わたしたちは感染症対策の充実強化の観点から効果のある消毒方法で
組合指導のもと安全に行っています。
【手順】 消毒前の洗浄→消毒→水洗→保管
皮膚に接する器具で血液付着のあるものはカミソリ、はさみ等があります。
@器具の洗浄 流水で洗うだけでなく、こすり洗いをします。
血液が付着している器具は、時間がたつにつれ洗っても
落ちにくくなるのでただちに洗うようにしています。
(10秒間以上、1リットル以上)
スポンジなどは自分の手を傷つけないように
柄のついたスポンジなどを使用しています。
洗浄するとき、流水が飛散しないように注意もしています。
洗浄に使用したスポンジなどは使用後、流水で十分洗浄し
汚れのひどい場合は消毒用エタノール、
または次亜塩素酸ナトリウム液で消毒します。
消毒は、次のいずれかの方法で行っています。
A器具の消毒 ●煮沸消毒器による消毒
 沸騰してから2分間以上煮沸しています。
●エタノールによる消毒
  エタノール液(消毒用エタノール)中に10分間以上浸しています。
●次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
 0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間浸しています。
バリカンの刃、替え刃式カミソリもはずして消毒します。
上記と同様の消毒方法(櫛、はさみ、ブラシ、タオル等)
消毒方法 ●紫外線照射による消毒
  紫外線消毒器内の紫外線灯より
  85μw/cm2以上の紫外線を20分間以上照射
●蒸し器などによる蒸気消毒
  80℃をこえる蒸気に10分間以上触れさせています。
●エタノールによる消毒
  消毒用エタノール液を含ませた綿もしくは
  ガーゼで器具表面を拭いています。
●次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
  0.01%〜0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に
  10分間以上浸しています。
●逆性石けん液による消毒 0.1%〜0.2%中に10分間以上
●グルコン酸クロルヘキシジンによる消毒 
  0.05%中に10分間以上
●両性界面活性剤による消毒 
  0.1%〜0.2%中に10分間以上
消毒後の水洗
@消毒した後は流水でよく消毒液を洗い流しておき、
 刃物は必要に応じて 油をさして保管しています。
A消毒した器具は使用済みのものと区別して、収納ケースなどに
  保管してあります。
タオル類の消毒
@加熱による場合は、使用したタオルや布類を洗剤で洗浄した後、
  蒸し器などの 蒸気消毒器にいれ、器内が80℃をこえてから
   10分間以上保持しています。
     この場合、器内の最上部のタオルなどの中心温度が80℃を
      こえていないことがあるので、蒸気が均等に浸透するように
       十分注意しています。
A消毒液による場合は、使用としたタオル、布類を次亜塩素酸ナトリウム液   に浸し消毒します。
  消毒終了後は、洗濯し、必要に応じて乾燥して保管するか、
  または蒸し器に入れます。
  次亜塩素酸ナトリウム液は消毒作用のほか漂白作用もあるため、
  色物の消毒には適しません。タオルは白色を使用するようにしています。
手指の消毒
@石ケン、ブラシなどを使って消毒前によく洗浄しています。
A手指の消毒は、速乾性擦式消毒剤による方法、または手指を消毒液中に  浸す方法より消毒しています。
  手指を消毒液中に浸す方法により消毒する場合には、
  手指を消毒液中に十分浸し、30〜60秒もみ洗いしています。
  この場合の消毒液としては、0.05%〜0.1%逆性石ケン液、
  0.05%〜0.2%の両性界面活性剤液
  0.1%〜0.5%グルコン酸クロルヘキシジン液などを使用しています。
B手指の消毒後は、水洗いし、清潔なタオルまたは
  使い捨てのペーパータオルなどで拭き取っています。
その他の消毒
@シェービングカップなどの間接的に接する器具についてもその材質に
 応じ、以上に掲げた消毒方法のいずれかの方法により消毒しています。
A理容室の施設、毛髪箱、汚物箱の設備は適時、消毒しています。