理容師法施行規則及び美容師法施行規則の改正により、平成12年9月1日から理容所、美容所での消毒の方法が変わりました。感染症対策の充実強化の観点から、血液媒介性ウイルスにも消毒効果のある消毒方法に改正されました。新しい消毒方法を確実に実施しましょう。
消毒する前に家庭用洗剤をつけたスポンジなどを用いて、器具の表面をこすり、十分な流水(10秒間以上、1リットル以上で洗浄します。
2消毒
皮膚に接する器具の分類
皮膚に接する器具を大きく2つに分けます。
1血液付着の疑いのある器具
カミソリ(頭髪カットのみの用途[レーザーカット]に使用するカミソリを除く【注】)とカミソリ以外の器具で、血液の付着しているもの、またはその疑いのあるもの。
【注】カミソリには、顔そり、襟足そり、頭髪のカットなど、用途により何種類かありますが、ここでは血液の付着の有無にかかわらず、顔そりのように直接肌に接する使い方をするカミソリを指します。
2血液付着の疑いのない器具
カミソリ以外の器具で血液か付着している疑いの無いもの(例えば、はさみ、くし、ブラシなど)。
2-2血液付着の疑いのない器具の消毒方法
その他の消毒方法−1
その他の消毒方法−2
消毒した後は流水でよく消毒液を洗い流しておき、刃物は必要に応じて油をさしておきます。
消毒した器具は使用済のものと区別して、収納ケースなどに保管します。