■ (7).ユーザー車検・Q&A ■

(1).事前予約と必要書類  /  (2).定期点検と記録簿  /  (3).出発前の最終確認
  
(4).受付 / (5).検査ライン / (6).費用 / 
(7).Q&A /


ユーザー車検に関するQ & A


このページの構成内容は次のようになっています。

No.

項  目

内        容

外観検査 検査場で実際に行われた検査の様子を説明します。
書類に関するQ&A 書類の入手方法・記入方法・その他注意事項に関するQ&Aです。
整備に関するQ&A 点検整備に関するQ&Aです。
ドレスアップパーツに
関するQ&A
車検で取り外す必要の無いパーツとは?

 

1.外 観 の 検 査 な ど

 
検査ラインでは、まずは 「同一性の確認」 ということで、
車台番号と外観のチェックから行われます。

 

車台番号の確認 検査ラインに並んで順番待ちしている間に、ボンネットのフックを半開きにしておきます。順番がきたら、係員に必要書類一式を手渡し、運転席から降りて自分でボンネットを開けます。係員が、車検証の車台番号と実際のシリアルプレートの車台番号に相違のないことを確認したら、自分でボンネットを閉じます。その後は手渡していた書類を受け取って、急いで運転席に戻ります
ユーザー車検が「はじめて」と伝えておくと親切に教えてくれます。
灯火類のチェック スモールライト、ヘッドライト(ロービーム&ハイビーム)、左右ウィンカー、ハザード、ブレーキランプ、バックランプ、ホーンの作動具合を検査します。係員は車両の前後に回り込んで確認しますから、指示にしたがってレバー類を操作します
結構、小さい声で言ったりするので聞き逃さないよう耳をすませましょう。
指示される項目 前のスモール点灯・ヘッドライト点灯・ヘッドライトを上向きにする・
前のウィンカーの点灯(左右)・後ろのスモール点灯・
ブレーキを踏む(ブレーキランプの点灯)・後ろのウィンカー点灯(左右)・
バックに入れる(バックランプの点灯)・ハザードランプの点灯・ホーンを鳴らす
検査官によっても項目が変わります。
外観のチェック 係員が車両のまわりを回って目視確認します。車両寸法を越えるようなパーツ設置の有無や、ホイールのオフセット(フェンダーからのタイヤのはみ出し)、最低地上高、ウィンドウフィルムの状態などをチェックします。
通常、検査を受ける場合は(検査官の言葉を聞き取れるように)運転席の窓を全開にするため、運転席の窓ガラスにフィルムが張ってあっても見逃される(チェックされない)場合が多いようです。
しかし、後部座席以降に濃いめのスモークフィルムが張ってあったりすると、「運転席の窓も上げるように。」と検査官から目をつけられ、運転席もフィルムのチェックが入ることがあります。

合格すると、自動車検査票にハンコウを押して返されます。


そ の 他 の Q & A
ホイールカバーを
外さなかった
ホイールナットの締め具合をチェックするので、カバーをしたままであれば外してから、という ことになります。工具を使うような手間がかかるときは、保留扱いになって一通り検査を済まして から再検査になります。
駆動輪選択ボタンを押さなかった 押し忘れたときは、決して勝手な判断でバックしないこと検査官の指示に従います。後ろの車との車間距離が十分あればバックしてもう一度やり直すように指示されます。
検査部分を
通過してしまった
検査官の指示を仰ぎます。(決してバックしないように)。
サイドスリップテストで
斜めに入ってしまった
まず、検査官に連絡します。後ろに下がることができればやり直しができます。できないときは、一通り済んでから再検査になります。
ブレーキペダルをいっぱいに踏まなかった 電光表示板に「もう一度」という表示が出れば、再トライします。
パーキングブレーキをいっぱいに引かなかった 2回やっても不合格であれば、車の側に問題があることになります。
4灯式のヘッドランプの対策をしてなかった ハイビームでテストをするので、予め外側2灯は目隠しします。
忘れれば必ず「不合格」になります。
排ガステストでプローブをきちんと入れなかった きちんと入れないと「測定中」の表示が出ない。どのくらいまで挿入するかというと、約60p。電光表示板で「測定中」を確認します。
発煙筒がなかった 必ずしも発煙筒である必要はない。赤色懐中電灯でも良い。発煙筒は期限切れに注意して下さい。
コーションラベル・チェンジパターン・ホーンマークがない ディーラーで聞いてみます。
(コピーがとれるかも)できないときは、自作のを貼り付けます。

 

2.書類に関するQ&A

Q1 納税証明をなくした
A1 窓口で納税済みを確認してもらいます。ただし、所轄都道府県内の自動車税事務所(軽自動車は市役所)でなければならない。
Q2 自賠責保険証をなくした
A2 保険会社に連絡し、再交付してもらいます。もし、検査日間近になって気付いたのならば、新たに自賠責保険をかけたほうが早いです。
Q3 車検証をなくした
A3 管轄の陸運事務所で再交付してもらいます。
(自分の車を管轄している最寄りの陸運事務所)
Q4 マークシートを書き損じた
A4 申請書は機械で読みとることのできるOCRシートが採用されています。
この部分は必ず鉛筆で書きます。(鉛筆で記入されたものしか読み取れない)
したがって、書き損じたときは消しゴムできれいに消して、正しく書き直します。
Q5 記入ミスを指摘された
A5 自分で記入するときは、OCRシート部分以外は全てボールペンで記入するように指定されています。記入ミスがあった場合は、ミスしたところを2本線で訂正し、訂正印を押せば問題ありません。
自信のない人は、代書屋さんに書いてもらえば間違いありません。(有料)
Q6 ハンコを忘れた
A6 こればっかりはどうしようもない。三文判でいいから必ず持っていく。(シャチハタタイプはダメ!)
Q7 「定期点検記録簿」で、個人では点検できない項目はどうする?
A7 排気ガス濃度測定やヘッドライト光軸調整などは、個人ではちょっとできません。
その場合、記録簿の該当欄は空欄にしておきます。
自分で点検できない項目のみ業者に調整依頼した時は、その業者に記入をお願いしましょう。
Q8 継続審査(車検)用の書類は、どこにありますか? また、有料ですか?
A8 たいていの場合、検査場近くの「北勢自動車協会」で購入します。1セット(3枚)30円程度です。
代書屋さんでも入手可能です。また、自動車ディーラーにも置いてある場合がありますので、
問い合わせてみると良いでしょう。
Q9 「定期点検記録簿」って、どこにある? 記入用紙の書式は?
A9 自動車を購入したときに付いてくる、整備手帳(12ヶ月点検用紙)で充分です。
中古車を購入したなどの場合、整備手帳が無いこともままありますが、
その場合はディーラーで用紙を分けてもらうかコピーさせてもらうのも手です。
その他には、検査場近くの「北勢自動車協会」などで購入可能です。60円程度です。
また、記入用紙は特に定まっていませんので自由です。これは、書式が定まっているのではなく、
点検項目が定められているためです。ただし、記入に際しては記号(交換は「×」、調整は「A」など)
を間違えないようにしなくてはなりません。

 

3.整備に関するQ&A

Q1 ボルトの頭に、ペイント印を付けなくてもいいの?
A1 付けなくてもOKです。
本来、ボルトの頭に付いている白や黄色などのペイント印は、そのボルトが規定トルクで締結されている(品質が管理されている)ことを示しますが、検査場ではペイント有無によって(心理的な効果は分からないが)実際の評価が変わる事はありませんので、わざわざ印を付け直す必要はありません。
ただ、点検した結果として印を残しておきたい場合には、もちろんペイントをつけても構いません。
Q2 フォグランプの玉切れは見つからない?
A2 光軸検査はヘッドライトが対象ですが、検査員によってはフォグランプの点灯状態もチェックします
(純正フォグはチェックされないことが多く、後付けフォグはチェックされることが多いようです)ので、
安全のためにも玉切れバルブは交換しておきましょう。
左右両方のランプが玉切れの場合、例えば「これは飾りであってランプでは無いのだ」と検査場で主張し(ダダをこね)ても、「では単なる飾りであるために、ON−OFFスイッチやリレーが付いていないことを見せて下さい」とチェックされる場合もあるようですから、やはり玉切れはNGと考えて交換しておいた方が良いですね。
Q3 ガラスに傷がある
A3 インドウの傷は目に見えてもリペアされていて、前方景色に歪みがなければOK。
Q4 ボディのへこみは?
A4 ボディのへこみで問題になるのは、剛性です。フレームまで曲がっていたり、モノコックボディの強度に影響がでるほどのへこみでもなければ合格します。ただ、へこみにより、全長・全幅・全高が変化してしまったらひっかかります。
Q5 掃除ができなかった
A5 車検では、汚れ自体が検査の対象になることはありません。しかし、余りにも酷く汚れていれば、検査不可能で保留になるかもしれません。その場で対処できることならまだいいが、たとえば、交換時に付着してしまったオイルのシミと滲みと区別しにくかったりすると、検査官にとっても手間がかかるし、何もいいことはありません。
Q6 あちこち錆びている
A6 錆は放っておくと、ボディに穴があくこともあります。ボディ剛性に影響するので、傷や錆には、早めにタッチアップなどの処置をしましょう。
Q7 エンジン下部からオイルが滲んでいる
A7 滲みというのは、オイルがエンジンの内部から外部へ"漏れている"ことになるので何らかの処置が必要です。

 

4.ドレスアップパーツに関するQ&A

Q1 アイラインガーニッシュは取り外す?
A1 ヘッドライトの光軸検査はハイビームで行われますので、元々のハイビームの照射範囲をさえぎるようなアイラインは取り外しましょう。ただ、最初から取り外すのではなく、事前のテスター(ヘッドライトの調整代行検査)にかけてダメだったときに、初めて取り外すようにしても充分間に合います。
Q2 アルミ製アンダーガードなどは取り外さなくてもOK?
A2 規制緩和により、外す必要はありません。
Q3 ロアアームバーの類は、取り外さなくても良い?
A3 取り外さなくてもOKです。ただし、取り付け方が不適切(締付トルク不足など)であったり、取り付けることによって他の部品への干渉が生じたりする場合には、不合格(再検査)となる恐れがあります。
検査場では、本当に思いっきり揺すってゆるみをチェックされます(←体験談)ので、不安な場合はゆるんでいないことを事前確認しておくのが良いでしょう。
Q4 ハデな色の後付けパーツがあるが?
A4 基本的には、取り付け状態が安全であること、所定の機能を発揮できる状態であること、最低地上高(9cm以上確保)や車体寸法に大きな変化を生じないことがチェックされますので、カラーや色調に関しては自由です。ロアアームバーのアルマイトブルーなどについても、色そのものは車検とは無関係なのでOKです。
Q5 テールランプにカバー(ガーニッシュ)を付けているが?
A5 テールランプとしての機能が損なわれない限りは、そのまま取り付けていてもOKです。ただ、カバーそのものが着色してあることによって各種ランプの発色(色調)が変わってしまったり、レッドフィルムを貼ってウィンカーが赤く光ったり、クリアレンズによってブレーキが白色光だったりするのは不適合です。すぐにノーマルに戻しましょう。
(注:発色状態が問われるのであって、クリアレンズの装着自体は不法ではありません。東京モーターショウでも、グリーンレンズを装着した(のに通常通りランプが発色する)VW車の例がありました。オートバックスなどでも売っていますね。)

 

5.その他のQ&A
Q1 代行はありますか? 金額とかはいくらですか?
A1 あります。 車種によって金額も異なります。  詳しくはこちらからどうぞ(参考例)

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