■(5).体験記・検査ライン編■

(1).事前予約と必要書類  /  (2).定期点検と記録簿  /  (3).出発前の最終確認
  
(4).受付 / 
(5).検査ライン / (6).費用 / (7).Q&A / 


〜 さあ、いよいよ検査ラインに並びます 〜

受付の人に、○○ラインに車を入れるように指示されます。
今までに1番と2番がありました。2番の方が簡単でした。

ラインとは実際の車検が行われるところ。
順番にサイドスリップ>ブレーキ>スピード>光軸>排ガス>下回り と
分かれています。

〜 まずは外観および同一性のチェックから 〜

 
外観および同一性のチェックの検査については 
「ユーザー車検Q&A」 
で詳しく述べる事にしました。
 

〜 次に検査ラインに並びます。 〜


最初の検査は「サイドスリップ」ですから、まっすぐ慎重に前進させます。
待機位置がありますのでそこで少し停止しています。

もし不安な時は、待機位置の横に「音声案内作動スイッチ」があります。
これを押すと音声で案内があります。
取りあえず、押した方が安心するのではないでしょうか?
車を所定の場所まで移動させて、エンジンはかけたままで停止します。
すべての指示は電光掲示板に表示されます
(音声も場合もあり)ので、
タイミングを外さないように注意して見ていましょう
表示が「待機」から「進め」に切り替わったら、ゆっくりとまっすぐ進みます。

ラインの全景です。車線(黄色の案内線)に沿って車を乗り入れます
ステアリングに軽く手を添える気持ちで、ゆっくりと進みます。
あまり電光掲示板の表示に気を取られると、
車体が車線からズレてしまいますので、注意しましょう。
もしも斜めに入ってしまった場合は、あせってバックなどしないで係員の指示
に従います。車体が進行方向に平行なら、多少のオフセットは大丈夫です。

引き続き、ブレーキテスト・スピードメーターテスト・ヘッドライト光軸テスト
に移ります。車を4輪ドラム(マルチテスター)に載せます。左はその4輪
ドラムの全景です。ヘッドライト光軸テストの検査方法は「パッシング式」でした(ローラー上で車を走らせ、時速40kmに達したときにパッシングで合図する方式)。  
        

車を停止させる場所は、「前輪停止線」があるのでこれに従います
前輪がローラー上のこの位置にあれば、
後輪側も(ホイールベースによらず)自動的に調整されるようです。

これが後輪ローラー部の拡大図です。ローラー間に車輪を落とします。
まず前輪ブレーキ→後輪ブレーキ→サイドブレーキの順に検査され、
次にヘッドライト光軸検査になります。
ブレーキ検査は電光掲示板に
「踏む」/「はなす」、「引く」/「はなす」と表示
されますので、指示に
遅れないように素早く、かつ思い切りよく動作を行う
必要があります。
ブレーキ検査などの結果は、その場で電光掲示板に○または×と表示
されます
ので、各検査に合格したかどうかはすぐにドライバーに分かる
ようになっています。落ち着いてトライしましょう。
合格(○と表示)ならば、4輪ローラーに乗ったまま光軸テストになります
ハイビームにして待ちます
左は光軸テスターで、左右のH/Lを順に自動測定します。
光軸テストのあとは、排気ガス検査です。車を4輪ローラーから出して、
所定の位置まで車を前進させて停止します。電光掲示板には
「排気ガス測定 プローブを入れる」 と出ていますので、
プローブ(検査棒)をマフラーの中に入れて結果を待ちます

これがプローブと呼ばれる排気ガスセンサー(検査棒)です。
長さは約60cmで、ラインの脇に置いてあります。 

排気ガス検査だけは、自分で準備を行います
素早く車から降りてプローブをマフラー内に差し込みます(約60cm)。
この間、必ず電光掲示板の表示が「計測中」になっていることを
確認して下さい
。   

排気ガス検査が終了すると、これまでの結果をいったん「自動車検査票」
に記録させます
。車から降りて、ラインの脇にある自動記録機に用紙を
挿入します。その際、差込方向が決まっています
ので間違えないように
注意します。記録後、検査の合否を示す省略記号が印刷されていること
を確認してから車に乗り込み、次の下回り検査(ピット)へと向かいます。

電光掲示板に「下回り検査」と表示されますので、車をピットに乗り入
れます。所定位置まで進んだら、エンジンを止めて待機します
ボルトなどの締結系とオイルのにじみ・漏れなどがチェックされます。
注意点は、検査中も電光掲示板の指示をよく見ることです。
「ブレーキを踏む」などと指示が出るからです
これがピットの全景です。検査員が「これでもか、これでもか!」と言わん 
ばかりに、車(の下回り)を前後左右上下にゆらしまくります。
正直言って、ここまで激しく検査するとは思いませんでした。
また、何度も「ブレーキをかける/はなす」 の指示があったことも予想外でした。
これはピットに設置されている停止板です。
前輪をこの谷間部分に「はめて」停止します。
エンジンを止め、ギヤをニュートラルに入れます
初めはサイドブレーキを引いておきますが、後に表示
される電光掲示板の指示に従ってブレーキ操作を行います。
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プロのやり方をみて参考にすると「こんなもんか」と思うでしょう。

次のページは車検総費用や感想などについてです。


■ユーザー車検 INDEX■
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